Power Automate Desktop 無料でタスクスケジューラを利用して動かす方法

効率化
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Power Automate Desktopの無料プランで

  • 定期実行
  • スケジューラ実行

をしたいと思ったことはないですか?

色々な技術を活用すれば、無料で利用することができます。

詳細を開設します。

できるようになること

無料プランで以下を実現します。

  • 定期実行
  • スケジューラ実行
    • タスクスケジューラを活用します

定期実行は無料プランだとできない

基本的には、無料プランの場合、スケジューラ起動、定期実行はできません。

ですが、以下の2つを組み合わせると、Power Automate Desktopのフローを(擬似的に)全自動でトリガーできます。

  1. Power Automate Desktopのループ機能
  2. タスクスケジューラとVBSのファイル作成機能

詳細を解説します。

全体構成

全体構成

まずは全体構成のイメージ図です。

  1. タスクスケジューラが定期的にファイル生成スクリプトを実行
  2. スクリプトが指定の位置にファイル生成
  3. Power Automate Desktopが常時トリガーとなるファイルを監視
    1. ファイルがあったらフロー実行後、削除
    2. なければループで監視続行

それでは、ひとつひとつ解説します。

ファイル生成スクリプトを作る

ファイル生成スクリプト

まずは、今回、キモとなるファイル生成スクリプトを作りましょう。

適当なところに、以下のファイルを作ります。

今回は、trigger.vbsという名前で今後の解説を進めます。

Dim fs
Dim fn

'ファイル作成、パスは半角だけを推奨
Set fs = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set fn = fs.CreateTextFile("C:\OneDrive\trigger.txt")

'後処理
fn.close
Set fs = Nothing

appendix

6行目

好きなフォルダ/ファイル名を記載します。

トリガーのファイルとなります。
後で利用する(◆PATH◆)ので、ファイルパスをメモに控えておきましょう。

タスクスケジューラに登録

タスクスケジューラに先程作った「trigger.vbs」の定期実行/スケジュール実行を登録します。

名称/説明は適当につける

基本タスクの生成Wizardを使って登録しましょう

トリガーは自分の好きなタイミングを設定

好きなタイミングでOK

操作は、プログラムの開始を設定

次へを押すと

プログラムの指定

先程作成したtrigger.vbsを指定します。

あとは完了でOKです。

Power Automate Desktopの設定

Power automate desktopの設定をします

Power Automate Desktopは、以下の記事5.3「ファイルをトリガーに使う」を参照してください。

参考

その際、フロー2ステップ目の「ファイル存在チェック」で、先程設定した◆PATH◆のファイルを監視します。

以上で、定期実行やスケジュール実行を実施できます。

まとめ

Power Automate Desktopの無料プランで、

  • 定期実行
  • スケジューラ実行

を実現する方法について解説しました。
他の外部システムを使わずに、PC内で完結できるので、全体構成もシンプルになりますs.

この方法なら、オンラインに繋がっていないオンプレ環境/ローカル環境でも、定期的に実行することが可能となります。
(2021/05/03追記
通常、オフライン時にフローの実行することはできません。
フローを起動させるときにオンラインであれば、その後はオフラインでもそのまま実行できました。
……が、仕様変更などでできなくなるかもしれないですね)

無料でタスクスケジューラを活用してフローを実行させたいなーと思っている方がいらっしゃったら、ぜひ試してみてください。

コメント

  1. 匿名 より:

    >この方法なら、オンラインに繋がっていないオンプレ環境/ローカル環境でも、
    >定期的に実行することが可能となります。

    インターネットにつながっていないとPower Automate Desktopは実行できません。

  2. ymt4 より:

    コメントありがとうございます。
    確かに、ネットに接続していない状態だと起動時に失敗しますね。

    フローの編集モードにして起動させている状態で切断したら、しばらくは正常に動作しているようです。
    記事中に追記させていただきます!

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