REALFORCE RC1の70%モデル(C1HJ11)を買いました。打鍵感は最高なんですが、せっかくならもっと快適にしたくて、Claude Codeに「こういうことしたいんだけど」って相談しながらAutoHotkeyのスクリプトを作ってもらった話です。
買ったキーボード
REALFORCE RC1 C1HJ11。70%レイアウト、日本語配列、キー荷重45g、Bluetooth/有線両対応のモデルです。
45gはREALFORCEの標準的な荷重で、軽すぎず重すぎずちょうどいい。長時間タイピングしても疲れません。70%なのでデスクも広く使えるし、見た目もスッキリ。
ただ、テンキーがないのはやっぱり数字入力で不便だし、IMEの切り替えもなんとかしたいなと。自分でAutoHotkeyのスクリプトをゴリゴリ書く……のではなく、Claude Codeに「こういうことやりたい」と伝えて、スクリプトを書いてもらいました。やりたいことを言葉で説明すればコードにしてくれるので、AHKの文法を知らなくても大丈夫でした。
今回は3つのカスタマイズを紹介します(うち1つはオチあり)。
その1: 右手ホームポジションをテンキー化する
70%キーボード最大の弱点がテンキーがないこと。数字キーは上段にありますが、エクセルで数字を連続入力するとか、電話番号を打つとか、そういう場面だと上段の数字キーはやっぱりつらい。
そこで、CapsLockをトグルキーにして、右手のホームポジションをテンキー化しました。
レイアウト
CapsLockを押すとテンキーモードON、もう一度押すとOFF。ON中は右手がこうなります。
| キー | 出力 | キー | 出力 |
|---|---|---|---|
| 7 | 7 | u | 4 |
| 8 | 8 | i | 5 |
| 9 | 9 | o | 6 |
| j | 1 | m | 0 |
| k | 2 | , | , |
| l | 3 | . | . |
| ; | * | – | – |
| / | / | = | + |
テンキーの配列そのままなので、慣れるのも早いです。
ハマりポイント: CapsLockが非標準VKコードを送る
ここでRC1固有の問題にぶつかりました。CapsLockの仮想キーコードが通常のVK 14ではなく、F0という非標準のコードを送ってくるんです。AutoHotkey v1で普通にCapsLock::と書いても認識されません。
Claude Codeに「CapsLockが反応しない」と伝えたら、スキャンコード(SC03A)で指定する方法を提案してくれました。
SC03A::
numLayerOn := !numLayerOn
if (numLayerOn)
ToolTip, [NUM]
else
ToolTip
return
スキャンコードは物理的なキー位置で判定するので、VKコードが何であろうと確実に動きます。同じようにREALFORCEのCapsLockが認識されない人はスキャンコード指定を試してみてください。
もうひとつのハマり: Upイベントが来ない
最初は「CapsLock押しっぱなしでレイヤーON、離したらOFF」にしたかったんですが、RC1のCapsLockはキーを離してもUpイベントが送信されません。なのでトグル方式(押すたびにON/OFF切り替え)にしました。
状態が分かりにくいので、ON中は画面に[NUM]のツールチップを表示しています。
おまけ: 左手ユーティリティキー
テンキーモードON中、左手側にもちょっとした機能を入れています。
- t: 現在時刻(HH:mm形式)を入力
- d: 今日の日付(yyyy-MM-dd形式)を入力
メモを取るときやファイル名に日時を入れたいとき、地味に便利です。
その2: Shift+Enterでソフト改行する
これはRC1固有の話ではなく、ターミナルやチャットツールで便利な設定です。
普段ターミナル(Windows Terminal)で長いコマンドを打つとき、\(バックスラッシュ)+ Enterで行を継続できますが、いちいち\を打つのが面倒。そこでShift+Enterで自動的に\ + Enterを送るようにしました。
+Enter::
WinGet, exe, ProcessName, A
if (exe = "wsl.exe" || exe = "WindowsTerminal.exe") {
Send, {U+005C}{Enter}
} else {
Send, +{Enter}
}
return
ターミナル以外のアプリでは通常のShift+Enterとして動作するので、他に影響はありません。
どこで役立つかというと、Claude CodeでShift+Enterでプロンプト内の改行ができるんです。複数行の指示を書きたいとき、普通にEnterを押すと送信されてしまいますが、Shift+Enterなら改行だけ。長めの指示を整理しながら書けるので、Claude Codeを使う人にはおすすめです。
その3: 変換/無変換でIME切り替え……と思ったら標準機能だった
スペースキーの左右にある「変換」「無変換」キーを「無変換 = IME OFF」「変換 = IME ON」に割り当てると、半角/全角キーのトグル式と違って「今どっちだっけ?」がなくなります。Macの「英数」「かな」キーと同じ発想ですね。
これもAutoHotkeyで実装して、ずっと使っていたんですが……この記事を書くときにClaude Codeに指摘されました。
Windows 10(version 2004、2020年)以降、MS-IMEの標準機能でできます。
設定 → 時刻と言語 → 言語と地域 → 日本語 → Microsoft IME → キーとタッチのカスタマイズ で、無変換キーに「IME-オフ」、変換キーに「IME-オン」を割り当てるだけ。AutoHotkeyもIME.ahkも要りません。
何年もAHKでやってたのに、標準機能で十分だった……。まだ設定してない人はぜひ。
とはいえ、複数のPCを使い分けている人はAHKスクリプトで持ち歩く方が楽かもしれません。MS-IMEの設定はPCごとに手動でやり直す必要があるので。自分はそのままAHKに残すことにしました。
スクリプトの使い方
AutoHotkey v1で動作します。起動時に自動実行させたい場合は、スタートアップフォルダ(Win+R → shell:startup)にショートカットを入れておくと楽です。
まとめ
REALFORCE RC1(70%)をAutoHotkeyで快適にしたカスタマイズを紹介しました。
- CapsLockトグルでテンキーレイヤー — 右手ホームポジションで数字入力
- Shift+Enterでソフト改行 — ターミナルの行継続&Claude Codeでの改行
- 変換/無変換でIME切り替え — AHKでやってたけど標準機能で十分だった
70%キーボードはコンパクトで最高なんですが、足りないキーはソフトウェアで補えばいい。そしてAutoHotkeyのスクリプトは、Claude Codeに「こうしたい」と伝えれば書いてくれます。CapsLockの非標準VKコード問題みたいなハマりポイントも、状況を伝えれば解決策を出してくれるので、自分でドキュメントを読み漁る必要がありませんでした。
RC1の打鍵感 × AIが作ったキーマップ、なかなか快適です。

コメント