結論
Obsidianを導入するときのデバイス間の同期の方法は、公式プラグインのSyncをおすすめします。
(ただし有料です)
Obsidianとは
ローカルで完結するメモアプリ
Obsidianは、デバイス上のローカルで動作するメモアプリです。
markdown記法を利用でき、ライブプレビューで非常に動作も軽く使いやすいアプリになっています。プラグインの機構を持っていて、javascriptでマクロみたいなものもかけたり、ホットキー対応していて、テキストを扱うにはもってこい、という印象があります。
ローカルで動作するため、ネットワークに繋がっていなくても動作して、ある意味いつでもどこでも利用できるのが強みです。
なんで使っているの?
日々の生活で色々なものをメモしておきたくて、デジタルメモを探していたところ、たどり着いたアプリです。
あれやこれやをメモして思い出したい、というときに、紙の所持率よりスマホの所持率が高くて、スマホで書ける/見れるメモアプリを探していた、という経緯です。
メモ自体は、ちょっとしたことはスマホで書きますが、PCで調べ物をした結果も残しておきたく……
- 旅程/旅行で訪問するところ
- 子供たちの口座とかのメモ
- 自分たちの忘れてはいけないメモ
こういうものをPC/スマホで書ける/見れる必要に迫られた、というのが主な理由です。
ローカル編集とはいえ複数デバイスで同じデータを見たい
基本的にはローカルですべて動作します。
が、先に記載の通り、私の用途だと、
- PCで調べ物をする
- スマホで見る
- ふと思い出したことをスマホでメモる
- PCで清書する
という感じで、ローカルメモアプリといえど、複数デバイスでデータを同期したい……というシチュエーションが存在します。
クラウドのメモアプリじゃだめなんだっけ?
「じゃあそもそもクラウドメモアプリ使えばいいじゃん?」
的なことも思って、Notionとか試したんですが……
なんか起動にえらい時間がかかるのと、記載しているときのもっさり感(?)がイヤでやめました。たぶん、最初の読み込みと、通信しながら記載をしている関係で、もっさりしてるのかなぁと。
ということで、キビキビ動くローカルメモアプリがいいなぁ、と、変なこだわりがあったのが理由です。
(もちろんNotionもすごく良いアプリで、何か月は使っていました)
私の環境
登場するデバイス
- Windows PC(複数)
- Android スマホ(複数)
- iOS iPad
以上が普段利用しているデバイス達です。
これらを用いて1か月ほどObsidianを利用した結果、
このアプリは、使い倒していきたいアプリだ!
と思って、使い倒すための準備をすることにしました。
そこで、使い倒すために必須になるであろう”デバイス間の同期”に関しての調査を始めました。
デバイス間の同期方法
同期方法はコミュニティプラグインで結構充実している
実は、Obsidianの同期方法は、結構いろいろあります。
- プラグインサポートしている
- コミュニティプラグインも充実している
- プラグインの中には、同期をサポートしているものがある
ということで、
「無料で同期し放題だ!」
と思って、いろいろ試していました。
Github
みんな大好きGithubを使っての同期です。
- 無料
- Githubなので使い慣れている
- 同期が自動で行われる
Androidで設定するのが結構面倒
Obsidianの特徴である「リンクを更新すると、関連するノートに全部更新がかかる」というのに引っかかって、デバイス間同期中にいろいろなノートにリンクするノートを編集した結果、鬼のようなコンフリクトが発生、解消にめちゃくちゃ時間がかかった
Remotely save(Onedrive)
クラウドストレージを用いて同期する方法です。AWSのS3とかも対応していますが、私はOnedriveを使って同期しました。
- ある程度無料(S3とか使うならその分は有料になるはず)
- ある程度同期が自動で行われる
- 普段使ってるOnedriveで同期できるので、万が一の時のバックアップがクラウドにある
よくないところ
- 同期が若干遅い
- Onedriveの同期が遅いのもあってか、デバイス間でコンフリクトが起きて、いつのまにか(ファイル名)(デバイス名).mdのファイルが大量発生する
Sync
公式プラグインです。結果的にこれが良かった……
- 公式でサポートしていて設定も楽、同期も結構早い
- OS間の同期設定も全然めんどくさくない
- 有料
- 早いところSyncを試さなかった、というのが失敗したかも……
Syncを使ったらはかどった
Github/Onedrive両方とも試してみた結果、お金を支払ってでもSyncがいいな、という結論になりました。
- 同期の設定が楽
- 他の同期プラグインだと設定をしていくのがめんどくさかった
- コンフリクトが起きにくい、起きても対処が楽
- 他の同期プラグインだと、コンフリクトの解消が超めんどくさかった
ということで、楽さに対してお金を支払った感じです。そりゃそうか。マネタイズの基本ですね。
- 他の同期プラグインだと、コンフリクトの解消が超めんどくさかった
プランも追加されている
プランは2つ
公式ページはこちら
プランは2024-05-29現在2つ存在します。
- Standardプラン
- Plusプラン
2024年の頭くらいまでPlusプランしかなかったのですが、お試しで1か月使っていたところタイミングよくStandardプランが追加されまして、
「半額だ!」
と、何も考えず、Standardの年額支払いに切り替えました。
最初は下位プランの月額でお試しするのが吉
お試しでやるなら、断然
- Standard
- Monthly
で試すのがいいです。
1か月間ワンコインちょっとで様子を見て、良ければそのまま年額支払いに切り替えるとよいと思います。
20%オフになります。
まとめ
Obsidianを使うとき、デバイス間同期をしたいなら、まずはいろいろ無料のプラグインを試してみてください。
その結果いまいちだなぁと思ったら、公式のSyncをお試しすることをお勧めしたいです。
もちろん、以下の条件が満たされている前提で、です。
- Obsidianを使い倒すぞ、という想いがある
- 複数のデバイス間で同期したい
このおかげで、
- PCで旅程を組む
- 旅行先でスマホで見ながら楽しむ(電波が届きづらい山奥とかでも見れる!)
- 帰ってきたあともずっと残るメモとして君臨し続ける
という、家族との思い出作りに必須のツールになりました。
もしよければ試してみてください。
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